1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/30(土) 18:06:31.14 ID:BxRLdm8R0
某県の深い山奥にその牧場はあった森と川の隣に佇む建物群の外観は古めかしく
とても世界で有数の男の娘の産地だとは思えない
柵で囲われた牧場の外には大きな洋館があり
この土地の歴史を感じさせる
私は牧場の入口からすぐそこにある水飲み場のそばで洗濯物を干している男性の方に声をかけることにした
―すみません
「はい?どうかしましたか?」
―この牧場に日本でも数人しか居ない男の娘鑑定士の方が居るとお聞きしたのですが
「ああ、記者さんね、今日はよろしくお願いします」
この若い女性はこの男の娘牧場の事務を受け持っているらしい。
「事務って言っても、名目上そうなってるだけで、実際はなんでも係みたいなものですね」
女性はそう言うと屈託のない笑顔を見せた。
―貴方は男の娘鑑定士も兼任しているのですか?「いえいえ、鑑定士は向こうのオフィスに居ますよ。案内します」
私と女性は牧場の外にある洋館へと向かった
―牧場の外で鑑定するのですね
「この洋館は沢山部屋もあるし色々都合がいいんです。それに……」
―それに?
「いえいえ、後で見せますよ。こっちです」
女性に連れられるまま洋館の中を進んでいくと、鑑定室と書かれた扉の前に着いた。
―失礼します「ああ、来ましたか」
―今日はよろしくお願いします
「よろしくお願いします。」
―早速なのですが、インタビューに移らせてもらっても大丈夫でしょうか
「ああ、ちょっと待って、もうすぐトラックが来るんだよ」
―トラック?
「そう、今日は仕入れの日なんだ」
―お忙しいところを申し訳ございません
「いやいや、こればかりは実際に仕分けている所を見てもらわないとわかりませんからなぁ」
外から車のエンジン音がした。男の娘を積んだトラックだろう。荷台のドアを開けたと思しき音と同時に
瑞々しい女の子達の声が聞こえてきた。本当に男の娘がその中に居るのだろうか。
コンコン、とノックの音がした。「どうぞ」と鑑定士が声をかけると、可愛い女の子がおずおずと部屋に入ってきた
つやつやの黒い髪を短く切りそろえて、前髪はピンで止めている。
小学生らしいキャラクタープリントの青と白のシャツにホットパンツを履いており、見た目は完全なローティーンである。
私と鑑定士の両方を落ち着かない目で何度も見やり、無理やり口角をあげてニコリと笑った。
緊張しているのだろうか、顔がどんどん赤くなっていくのが分かる。
しかし鑑定士はそのような様子は一切意に介さない様子で、書類に何かを書き込んでいる。
しばし奇妙な沈黙がつづいた後、鑑定士は女の子に話しかけた。
「じゃあ、体の検査をするから服を脱いでくれないかな」
女の子は驚いた顔をして鑑定士を見た。が、次の瞬間には何かを覚悟したかのような表情を見せ服を脱ぎ始めた。女の子らしく手をクロスさせてシャツを脱ぐ。
白い肌と肋骨、ピンク色の小さな乳首が目に入り、私は思わず目を逸らした。
「だめだめ、ちゃんと見ててください」
鑑定士に諌まれた。取材とはいえ、このような刺激の強いものを見ていいものだろうか。
鑑定士はじっと女の子の事を見つめている。
女の子が次いで、ホットパンツのボタンを外そうとした時、鑑定士が言った。
「いや、下はいいよ」
女の子は少し驚いたような顔をしたが、すぐにその顔を取り下げて姿勢よく立った。
男性の前で胸を晒すその恥ずかしさは想像に難くない。女の子は今や茹で上がったといってもいい程赤面している。
「どうですか、記者さん。この子の体は」急に鑑定士が私に話しかけてきた
「ほら、この子の体をよく見て下さい」
鑑定士は女の子には見えない方の目をぎゅっと瞑った。
従えという事らしい。
女の子の方をじっと見ると、あまりの恥ずかしさからか、女の子は手で顔を覆って俯いてしまった。
寒さのせいか乳首がピンと立っている。
「記者さん、この子の体は記事になりますかね」
鑑定士は立ち上がり女の子の方へ近づきつつ続けた
「この子の裸の写真なんて一面に良いと思いますけど」
屈み込み、女の子のうつむいた顔を見上げると―
「はい、終わり。次の部屋で待っててね。」
そう言うと、鑑定士は書類に丸を付けた。
―今ので鑑定は終わりですか「ええ、あの子はわかりやすかったですな」
―もっと直接的な手段で調べるのかと思っていました
「男の娘は繊細ですからね、下手に扱うと商品にならなかったり、堕ち物になっちゃう」
―堕ち物?
「命令ならなんでも聞くロボットみたいなもんですな。せっかくの水晶みたいな目も濁ってしまう」
―堕ち物は作らないんですか?
「堕ち物は基本的にどこだって作れちゃうんですよ。うちはせっかくいい環境が揃ってるんだからなるべく堕ち物は作りたくない」
―そもそも私には女の子にしか見えませんでした。「鑑定士ならパンツの密かな膨らみで判断できますよ。中には規格外の小ささの子もいますけどねえ」
―もしあの子がその規格外ならどうしていましたか
「脱がせるしかなかったでしょうね。でもどちらにせよあの子なら大丈夫でした」
―それは?
「あの子は露出フェチです。下は脱がなくて良いと言ったら少しだけ残念そうな顔をしたでしょう」
―色々合点がいきました(笑)
「自分の裸の写真をばらまかれるって思ったら興奮したんでしょうね、思いっきり勃起させて口元がとろけてました(笑)」
―そこまで調べなきゃいけないのですか
「それぞれの長所や短所に合わせた育成こそ、品質の証ですからね」
鑑定士の顔はプロであることの誇りに満ちあふれていた。
鑑定はその後も滞り無く続いた。緊縛フェチ、精通前、オナニー中毒、アナル開発済、その他諸々の男の娘達の秘めた性癖を
質問や実演で見事に暴いていく様は凄まじい物があった。
しかし記者には一つ気になることが有った。
―ここは男の娘牧場ということですが
「はい、その通りです」
―でも、仕入れた中には本当にただの女の子がいる場合もあるんじゃないですか?
「ああ、もちろん女の子も混じりますよ」
―その場合はその子を一体どのようにするのかな、と
「ああ、別に処理をしたりする訳ではありませんよ(笑)」
―というと?「それがですな、男の娘ってのは男の娘だけで育てるより、女の子も居たほうが品質が良くなるんですなあ」
―初耳です
「童貞・射精管理が格段に難しくなりますから。多分その方法を採用しているのはウチだけじゃないかな(笑)」
―女の子も出荷するんですか?
「ええ、女の子は女の子で買い手は沢山ありますから。男の娘と較べてかなり安値にはなりますが品質は折り紙つきですよ」
―もし売れ残った時はどうするのでしょう
「入り口で事務の女に会いませんでしたか?」
―はい
「実を言うと彼女も売れ残りです」
―(笑)
「あなた嫁か肉便器に貰ってやってください(笑)」
―考えておきます(笑)
例え商品として扱っても、根底にあるのはあくまで愛情。
業界成績ナンバーワンの秘訣を垣間見た気がした。
「次で最後ですよ」そう言うと鑑定士の方は栄養ドリンクを一息に煽った
顔に疲労の色が見える。やはりこの仕事は精神を使うのであろう。
扉が開いた。茶色で長くやわらかそうな髪の毛の、少し身長の高い女の子が入ってきた。
女の子と書いたのは、それが明白なものだったからだ。
服の上からでも分かるふくよかな胸は彼女の性別をはっきりとさせていた。
先程も胸にパッドを当てていた男の娘は居たが、これは恐らく本物だろう。
しかし鑑定士は驚いた表情で彼女の胸と股間を交互に見やっていた。
彼女はその視線に気づくと怯えたように胸と股間を両手で隠した。
「驚いたな」
鑑定士がつぶやく。
「とりあえず服を全部脱いで」
ここはひとまず鑑定士を見守るしかないだろう。
一体どういうことだろうか。彼女の胸は確かに女性のものである。
腕で必死に胸を隠そうとしているが、乳房が大きすぎるために全然隠せておらず
むしろ腕で乳房を押しつぶす形となり、その乳房の柔らかさをこちらにダイレクトに伝えている。
だが股間には、これまた彼女の小さな掌では隠せないほどの逸物が存在を主張していた。
手で抑えようとした結果、勃起してしまったのだろう。彼女はなやましく腰を動かしながら、必死に恥部を私達の視線から守ろうとしていた。
鑑定士は書類に何やら書き込むと、ベルを押した。
すぐさま先ほどの女性が現れ、奇妙な体を持つ彼女を連れだしていった。
―今の子は、奇形でしょうか「奇形とはまた違いますね。私達はふたなりと呼んでいます」
―初めて見ました
「私もです」
―価値があるんですか?
「ざっと見積もってウチの男の娘20人分ですな。胸も非常に大きく陰茎も巨大。高く売れますよ」
―それほど価値があるならあの歳になる前に売られそうなものですが
「恐らくあの胸が原因です。あれじゃ女の子だと思っても仕方ない。私でさえもう少しでズボンの膨らみを見逃す所だった」
―どのように育てるつもりですか
「全くの手探りです。とりあえず厳重な監視のもと、女の子たちの宿舎に住ませる事になるでしょう」
鑑定士はそう言うと椅子にもたれかかり、大きく息を吐いた。
「すみません、今日はここまでにしてください。客間の用意をする間、牧場を見学してくださいね」
そう言い終わると同時に、売れ残りの女性が部屋に入ってきた
彼女が牧場施設の案内をしてくれるらしい。
この牧場は高級商品からリーズナブルな商品まで、数多くの男の娘関連商品を生産している。その中でも特に際立って有名なのが、おちんぽみるくである。
「こちらです」
女性が倉庫らしき建物のドアを開くと私は精液の青臭い匂いと男の子たちの快感にむせぶ声に包まれてしまった
―凄まじいですね
「慣れたら心地いい匂いですよ」
―どういった男の娘がおちんぽみるく係に選ばれるんですか
「おちんぽ、おしり問わずオナニーが大好きな子ですね。」
―おちんぽはわかりますが、アナルも?
「ええ、前立腺の開発には時間がかかりますから。」
―新しく開発をすることはない?「普段の生活を見て、適性があると分かれば新規開発室で開発します」
―おちんぽみるく係の子は成長するとどうなるんですか
「もちろん、売ります。けっこういい値段が付きますよ」
―最近、無理やり男の娘を拘束して機械でおちんぽみるくを搾り取る業者がいるそうですが
「知ってます。その結果、EDになってしまう男の娘が後を絶たないとか」
―その通りです
「うちは、昔ながらの手絞り方法で優しく、快感で喜ばせながらおちんぽみるくを絞りますから、味もよく、絞った後の男の娘たちも、感度が上がります。」
―見習ってほしいですね
「本当に、使い捨てみたいに扱うのはやめて欲しいです」
―手絞りとはどのような方法ですか?
「ええと、手でそのままするか、このオナホールにつばをたっぷり入れて…実際に見てもらったほうがわかりやすいですね(笑)」
―(笑)
半個室になっている部屋のドアを開けると、四つん這いになった男の娘と、男の娘のちんぽをオナホールでしごきながらアナルに舌を這わせている男の娘が居た。男の娘がひぃひぃと叫びながら断続的に腰をオナホールに押し付けている。恐らく射精しているのだろう。
―絞り係は男の娘なんですか
「いえ、絞り係は男の娘にも女の子にもやらせます」
―てっきりおちんぽみるく絞り士がいるものかと
「こっちのほうが都合がいいんですよ。初歩的なテクニックを教えこんだら後は勝手に上達してくれる」
―なるほど、合理的なんですね
「適度に競争心を煽るため、絞った量がランキングとして表示されるようにもなっています」
―あの画面ですね
「私の記録を破った者は未だにいませんよ」
―(笑)
その後も私は色々な施設へと向かったがどの施設にも商品の品質に対する細やかな心配りがあった。
男の娘の宿舎はそれぞれの性癖に分けられており、それぞれに合う工夫がなされている。
当番などもしっかりと決められており、いくら感度が良くても家事が完璧になるまで商品としては売り出さない方針だという。
家事が一向に上達せぬまま年を重ねてしまい、価値を落とし売れなくなった商品もあるそうだ。
男の娘専用の洗濯室も興味深い。
男の娘専用と言う名目だが、実際に扱っているのは女の子の洗濯物である。
際立って変態な男の娘をある程度絞り込むのに有効な手段らしい。
考えぬかれた施設整備に、とにかく舌を巻くばかりである。
客間は綺麗に整頓されており、まるで一流の旅館のような雰囲気を醸し出していた。ともかく長旅で疲れたので、一風呂浴びる事にした。
職員専用の風呂で売れ残りが背中を流してくれると言っていたが、丁重にお断りする。
やはり取材である以上は、男の娘達が使用する浴場も見て置かなければならない。
男の娘浴場は非常に賑わっており、男の娘特有の匂いがぷんぷんと漂っていた。
脱衣室に入ると私は一斉に注目を浴びた。
やはり見た目はほぼ女性であるため非常に居心地が悪い。
見るべきものを見たらすぐに出るべきだろう。
浴場の内装は思いの外凝っており、ジャグジーや打たせ湯など様々な種類の風呂場がある。中でもローション風呂は驚きの一言だ。
適度な温度で肌当たりもよく、体の芯まで温まる。
浴槽の周りにはマットが敷かれており、転倒の心配もない。
私が初めの決意も忘れてローション風呂に浸かっていると、男の娘がもじもじしながら寄ってきて、上目遣いに私を見た。
初めて見る人が珍しいのか、もしくは年頃の男の娘なので色々と遊びたいのだろう。
しかし取材でお邪魔させてもらっている身として、身勝手な行動はあまり取る事が出来ない。
私はシャワーの方に行き、体を流して上がろうとしたが、その時一人の男の娘が私にシャンプーのボトルを渡してくれた。
最近日本人が忘れつつあるおもてなしの心は、男の娘の中でしっかりと脈づいているのである。
私が頭を洗っていると、背中に泡の感触と何本もの柔らかい棒が当たるのを感じた。
男の娘たちがスポンジか何かで体を洗ってくれているのだろう。
私はすっかり癒やされた気分で浴場を後にした。
脱衣場に行くと、私の着ていた服がなく、代わりに綺麗にたたまれた浴衣があった。
3日間も服も下着も変えることが出来なく汗だくだったので、男の娘達が気を使ったのだろう。
幸いにも明日予定が詰まってるわけでもないので、明日売れ残りに託けて置く事にする。
先ほどは気が付かなかったが、客間の布団が若干盛り上がっている。布団をめくると、そこには穏やかな寝息を立てる男の娘が居た。
恐らく給仕を任されたものの、私が到着するのが遅かったために眠り込んでしまったのだろう。
これが他の誰かなら不満にも思ったかもしれないが、いい匂いがして温かく可憐な男の娘ならば有難い事である。
私は驚くほど簡単に眠りにつくことが出来た。
男の娘牧場の朝は早い。私は部屋をどやどやと訪れてきた男の娘達に外に連れだされ、一緒にラジオ体操をやらされた。
こうして朝早くから小学高学年生くらいの子供に囲まれてラジオ体操をしていると、私まで若返ったかのような錯覚に陥る。
朝日が山にかかり雲海を照らす。ふいに心が激しく揺れて、涙が溢れそうになる。
世の中の全ての男の娘が彼らのように育てられたらどれだけ幸せだろうか。
―鑑定士さんが牧場を運営する上で心がけている事は「私達は、誰もが幸せになるような男の娘作りがしたい。そう心に誓って日々努力しております」
―出荷された後の男の娘達の事は
「幸せでやっていてくれたら嬉しいです。たまに、手紙も来るんですよ」
―今回は本当にありがとうございました
「いえいえ、こちらこそ。良かったらまた遊びに来てください。あなた、ずいぶん男の娘に好かれたみたいだ。」
帰りのバスが来た。ここに来た時は殺風景な場所だと思ったが、今はそう思わない。
売れ残りの女性が洗濯物を運んでいる。
彼女はこちらに気づくと、ニコリと笑ってまた前を向き、歩き始めた。
この二日間の衝撃は、私が男の娘牧場に抱いていたイメージを大きく変えた。
この場所から去るのがとても名残惜しい。
現在男の娘牧場の数が急速に増えているだがほとんどの牧場は整備が行き届いておらず
男の娘に劣悪な環境で生活することを強いている
しかし一方でこのように
全ての男の娘が幸せに暮らしているような
牧場も存在するのだ
ちょっと山いってくる
なかなか読ませるね~
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