トレンド入りした「ペンギンのBL」…何事かと思った方も多かったことでしょう。
NHKのあさイチという番組でペンギン特集が組まれ、そこで雄同士の番が話題になったところ、男性アナウンサーが「これはボーイズラブ?!」と発言した事がきっかけとなったようです。
動物界隈のBL・同性同士でのカップルについては度々とりあげてきましたので、関連リンクを紹介しつつ、もう少しペンギンのカップルについてもまとめていきたいと思います。
オスペンギン×オスペンギン ありっちゃあり。 pic.twitter.com/Ve34wGEcTs
— りっち・gj・剛准 (@vvv6yyyri) 2014, 4月 30
こちら、以前に話題になったツイートです。こちらのカップルの事が紹介されたようですね。
マロンとライムは男の子同士のカップルです。
ぴったりと寄り添って、愛しそうに鳴き交わす様子は、いかにも幸せそうでほのぼのします。
一方、マロンにはバナナという別のガールフレンドもいて、ライムが換羽などでえバックヤードにいる間は彼女と過ごしますが、やはり本命はライム。
彼の前では気を使うのか、ガールフレンドのバナナに素っ気ない態度を取るんですよ。
バナナはマロン一筋なんですけどね。なかなか複雑。
僕らに出来るのは見守ることだけですね。
3つほど別のゲイペンギンカップルの物語をご紹介したいと思います。
いずれもロケットニュース24からです。
動物たちの同性愛問題 / オス同士のペンギンカップルが無理やり引き裂かれそうになり議論を呼ぶ
現在あるケープペンギンのカップルを巡って論争が起こっている。そのペンギンのカップルは一般的に見る異性のカップルとは違って、オス同士のカップル。しかし動物園側の意向により、このカップルは無理やり引き裂かれそうになっており、多くの人の反感を買っている。
今回注目を浴びているペンギンは、20歳のバディと10歳のペドロ。彼らはアメリカにいる時に親しくなり、その後カナダのトロント動物園に連れて来られたのだが、今もなおその関係は続いている。
ある飼育員は言う。
「彼らは求愛もするし、オスとメスがする交尾のようなこともします。そして毎晩、仲良く寄り添うのです」
これほど仲のいいカップルなのだが、彼らがトップクラスの遺伝子を持っていること、そして現在ケープペンギンは絶滅の危機にあることを考えると、彼らを無理やり離して、メスと子作りしてもらった方がいいというのが動物園側の考えなのである。
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ゲイのペンギンカップルが卵を孵化させ親になる
デンマークの動物園では引き裂くどころかオス同士のカップルに卵を与えたそうだ。すると、そのカップルは卵を見事に孵化させ、ヒナが誕生。晴れて親になった2羽は多くの祝福を受け、話題となっている。
オス同士のペンギンのカップルが孵化を成功させたのは、オーデンセ動物園だ。動物園では、以前から、園内のキングペンギンの中に同性愛カップルがいることを把握していた。
2羽はどうしても親になりたかったようだ。繁殖期が巡ってくると、ほかのペンギンカップルの卵を盗もうとしたり、死んだニシンを卵の代わりに温めるなどの行動を繰り返していたという。
そんな折、2羽に転機が訪れた。あるメスのキングペンギンが産卵したものの、すぐに別のオスペンギンのもとに走り再び産卵。最初に産んだ卵を放棄したのである。
放棄された卵は、通常、人工飼育をするか代理母に孵化させるかのどちらかだろう。だが、動物園は子どもが欲しくて欲しくてたまらない同性カップルに思い当たり、この2羽に卵を託してみることにしたという。
死んだニシンを卵に見立てて育てようとまでした2羽だったが、動物園側は念のため彼らにまず人工卵を与え、その育児能力をテストした。キングペンギンは通常、オスとメスが交代で卵を温める。動物園はオス同士である2羽がちゃんとローテーションで卵の世話ができるかどうか確認したかったのだ。
テストの結果、2羽はほかのカップル同様に交代で卵を温めた。動物学者のニーナ・クリステンセン氏は「2羽は生まれながらの親だったのです」と語った。
こうして2羽はその育児能力を認められ、正式に卵の親となったのである。そして1カ月後、卵からは可愛いヒナが誕生した。
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ペンギンの同性愛カップル、養子を迎え夫婦として祝福される
別の動物園ではペンギンのオス同士のカップルをむしろ祝福、しかも孵化したばかりのヒナを養子として与え夫婦として認めたらしい。
人民日報Web版が伝えたところによると、中国のある動物園にペンギンのオス同士のカップルが誕生したらしい。
彼らはアダムとイブと名づけられている。2羽は仲睦まじいのだが、ほかのペンギン達からは疎まれていたようだ。というのも、アダムとイブは他のペンギン夫婦から卵を盗み、自分の子としようとした前科があるのである。
彼らが盗んだ卵をいつくしんで育てる様子を見た飼育員は感動し、彼らに親となる機会を与えることを決断した。そこで、飼育員は彼らのために結婚式を企画、養子として孵化したばかりのヒナを連れてきたとのことである。
動物園側によると、ペンギンはオスとメスが交代で子どもを育てるためオス同士のカップルでも問題なく子育てができるだろうとの判断したそうだ。「きっとアダムとイブの子どもは他のペンギン同様、元気に育ちますよ!」とのことである。
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こういったペンギンの実話を基に作られた絵本もあります。
海外ではこの本を子供に読ませたり図書館に置く事を反対する動きもあるようですが、多くの人はよい教育になると考えているようです。(こちらでも紹介しています。「【絵本】BLっぽい一般書籍、絵本特集」)
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